本読み、音楽、アニメ、ゲームなど……じぶんのためのメモ的なものを、気まぐれに載せています。

2014年9月19日金曜日

「脳内汚染からの脱出」「東京今昔旅の案内帖」

1:09 Posted by どぼん , 6 comments

09/16 : 岡田尊司「脳内汚染からの脱出」

 依存症とは、それほど自分の力ではどうにもならないものなのである。せっぱ詰まった覚醒剤中毒患者が、自ら警察に駆け込むということも少なくない。自分を逮捕して貰うことでしか、自分を止められないと知っているからだ。依存症とは、それほど深いものである。ゲーム依存症も例外ではない。ただ、違いと言えば、薬物依存症が、一、二年もあれば、その人を精神病状態にまで蝕んでしまうのに対して、ゲーム依存症は、もっと長い年月をかけて、若者の人生を蝕むということである (p. 309)
◆ゲームに依存し続ける過程が脳を破壊する。それもじわじわと。小さな子どもたちはゲームをすることによって強力な快楽をむさぼる。しかしその裏では、社会性や共感性、集中力や意欲といったものに対する脳内汚染が少しずつ進んでいるのである。とりわけ暴力的なゲームは子どもたちをむしばみ、その人間性や考え方まで変えてしまう。ゲーム・ネット依存を警告し、そこから抜け出す道を提示している。

◆と書いたものの、当然、”誰もがゲームによって人生をボロボロにされる”というわけではないし、インターネットならばなおのことだと思う。その点でこの本は、「警告の本」として読むと面白い。とくに、幼少期の子どもへの影響は、そのあとの人生まで大きく左右してしまうのだと考えると恐ろしさを覚えずにはいられない。

09/16 : 井口悦男・生田誠「東京今昔旅の案内帖」

 明治期から昭和にかけての彩色絵葉書、写真、地図と、現在の同一視線を比べて東京観光名所の「今昔」をたどる一冊。シンボルツリー、路面電車、モダン建築、夜の銀座、劇場、花見、大学などなど、本書を片手にあなたの知らない東京を訪れてみませんか? (学研ビジュアル新書『東京今昔旅の案内帖』 | 学研出版サイトの紹介文より)

◆手抜きのコピペ

◆東京の今と昔を比べる本は多くあると思うけれども、この本が面白いのは、”ある場所”という点ではなくて、モノやコトをとおして線でたどってゆくという描き方にあると思う。点で注目すれば、とうぜん街並みは大きく変わっているのだけど、タワーのような建造物や、花見のような風物、帰宅ラッシュといった人びとの様子をみると、そこに不思議なつながりもみえて面白い。

◆周囲に比類する建物がなく、当時抜群の高さを誇った東京タワーのシルエットはまさにエッフェル塔のようで、何とも美しい(”けれど今は……”と思ってしまう)。海に面していた品川駅、日露戦争戦勝を記念して凱旋門や花電車(装飾した路面電車)が走っていたというのも面白い。

2014年9月9日火曜日

「お茶が運ばれてくるまでに」「ブラウン神父の秘密」

1:00 Posted by どぼん , 4 comments

08/31 : 時雨沢恵一「お茶が運ばれてくるまでに」

あなたはイスに座って、
ウェイターが注文を取りにきました。

あなたは一番好きなお茶を頼んで、
そして、この本を開きました。

お茶が運ばれてくるまでの、
本のひととき――
◆淡く優しい水彩の挿絵とともに語られる小さな物語。優しさのなかに、大切な問いかけが隠されています。大人なら「短い本だな、すぐ読んじゃったよ」と片付けるかもしれないけれど、子どもならそのなかにまた違った驚きを見出すかもしれない。ちいさな子どもに読んでほしい一冊。

◆「お茶が運ばれてくるまでに」読むはずが、喫茶店に行く途中の地下鉄のなかで読み終わってしまいましたが、何度見ても素敵な挿絵。


* 個人的お気に入り *
「ばけもの」:ばけものとは何者か?
「みため」:読みながら、”悲しくみえるのに、本人は悲しくない状況”などを想像していました。

09/07 : G. K. チェスタトン「ブラウン神父の秘密」

 チェイスは、たったひとりの相手と話しているのに、百人の殺人犯を相手にしているような気がした。鬼の眼はそこはかとなく鬼気を漂わせているような気がするのである。 [...] 殺人犯の亡霊どものようなその黒い影のむらがりは、獄舎につながれてでもいるように、ストーブの赤い鬼火の魔法の圏内から抜け出すことはできぬが、それでも折あらば主人の鬼に躍りかかって八つ裂きにしようという身がまえで、いつまでもうごめいていた。 (本書より「フランボウの秘密」, p. 272)
◆透き通った眼、小柄で丸い体、大きな黒い帽子と黒い蝙蝠傘をもち、神父といえば真っ先にイメージする真っ黒な上着。およそ殺人事件に立ち向かう人間には見えないいでたちです。どうしてブラウン神父というカトリックの司祭が、殺人事件をすらすらと解決できるのか。ブラウン神父の人びとの罪に対するまなざし、そして著者の思想が読み取れる一冊。誰よりも罪の身近さを理解しながら、誰よりもそれを御する力をもつブラウン神父。今作も脱帽です。

◆ブラウン神父シリーズを読むのは「童心」に続いて2作目ですが、最初に驚いたのは、ブラウン神父が犯人がやすやすと逃がしていることです。その罪をすべて認識しながら、その裁きを法に託すということをしないのです。そもそも、この本では犯人を警察に引き渡した話が一つもありません。◆殺人者の心理を内面に映すことで推理し、ふつうの人びとが許さないであろう本当の罪を心から理解する。そのうえで許し、認める。そんな彼が、「あなたがたが人を許すのは、許すほどのことが何もないからなのだ (p. 266)」というのは、本当の罪を知ったとたんに手の平を返す人たちに対する強烈な言葉。まさしくブラウン神父の秘密が詰まった一冊です。

2014年9月6日土曜日

(メモ) Word2007でアウトラインの数字がつぶれる現象

23:18 Posted by どぼん , 2 comments
この手のメモが増えるということは悩みが増えているということで、あまり嬉しくないことです。

問題:

ワード2007(おそらく他のバージョンでも)で、文書中の章や節といった区切りを表すアウトラインの数字が潰れるという致命的な問題。具体的にいえば、「①」などとしていた部分が「|」というように表示されてしまうという問題です。

「新しいアウトラインの定義」欄をみてみると、レベルに使用する番号は最初に指定したままになっていますが(何も変更していないので当然)、番号書式欄の文字が極めて小さくなっていました。

そこで「番号書式」のフォントからサイズを再指定しようとすると「数値は 1 から 1638 までです。」というメッセージが表示される。(”冗談じゃない、10.5と入力してるじゃないか!”と怒ったのは秘密です)

先に書いたとおり、アウトラインがダメになるということは、文書全体がダメになるということですから厄介な問題です。また同じことが起きるかもわからないのでメモ。手順は簡単でした。

手順:

  1. アウトラインのうち、つぶれているリスト記号を選択し、上部のツールバーからフォントサイズを入力してフォントサイズを変更する
  2. リスト記号ではなくそれに続くテキスト(章節番号ではなく、それに続くタイトルなど)を選択し、[ スタイル ] タブを開く
  3. [ スタイル ] タブをみると、選択されている(なんか光っている)スタイルがあるはずなので、それを右クリックして、「選択個所と一致するように~を更新する(P) 」を実行する

参考 :絵図もあり、非常に分かりやすいです。

 「Word のアウトラインの表示が崩れ [数値は 1 から 1638 までです。] と表示されフォントを変更できない | SE の雑記」 http://wp.me/p15G3m-5sF

「【Microsoft】スタイルで設定したアウトラインレベルの番号のフォントが壊れたときの対処【Word 2010】 - 左の耳の為に - Yahoo!ブログ」 http://blogs.yahoo.co.jp/bumin_macintosh/60604566.html